地元新聞 掲載記事
平成11年11月6日に境内で開催されたアート・ブレイキー没後10周年追悼ライブ法要ライブの記事が地元新聞に掲載されました。
【記事全文】
日本にモダンジャズブームを巻き起こした米国のドラム奏者、アート・ブレイキーさん(享年71)の没後10周年追悼法要が17日、大阪府東大阪市の浄土宗重願寺で営まれる。
法要は、ブレイキーさんに師事し、その後出家したドラム奏者、豊田晃さんが発案。長女の歌手、エブリン・ブレイキーさんや修行僧時代に同氏の指導を受けた重願寺の小西行雄住職らの賛同を得て実現した。
施主を務める豊田さんは「ブレイキーにしか出せない音にほれ込んで」単身、ニューヨークに戻って〝弟子入り〟した経歴の持ち主。それだけに「日本通だったブレイキーの最高の供養にしたい」と意気込む。小西住職も「お寺とジャズという違和感があるかもしれないが、遠い昔、雅楽を日本で最初に取り入れたのは、お寺。それにジャズとお経は、〝和〟をつくる点で共通している」。
豊田さんによると、当日、同寺への納骨供養も営まれるという。「いつでも僕のドラムが聞ける寺への納骨は、ブレイキーの意志にも沿うでしょう」と話す。当日は午前11時から小西住職ら20人以上が声明(しょうみょう)を唱え、焼香後に同じ本堂で、豊田さんと仲間が代表曲「モーニン」などを演奏。エブリンさんが、ゴスペル(福音歌)を捧げる。午後2時からは一般向けの演奏会(奉賛金2000円)も開かれる。