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大坂三十三ヶ所観音めぐり

 

 「曾根崎心中」のなかに"観音めぐり"として登場する「大坂三十三ヶ所めぐり」は、江戸時代1番札所・太融寺から時計回りに御霊神社まで、29ヶ所の寺院と4ヶ所の神社をめぐる事により、西国三十三ヶ所を遍路したのと同じご利益があるとして大流行しました。


しかし、明治元年の神仏分離令で神社から観音様がなくなったのをきっかけに少しすたれ、太平洋戦争の戦火で決定的な打撃を受けたそうです。

 

曾根崎心中 -観音めぐり-〔近松門左衛門作〕

『…十七番に重願寺、これからいくつ生玉の本誓寺ぞと伏し拝む。…』

 

その書の中で重願寺は17番目に紹介されています。

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